Private Life

2011年10月19日

若く見えますね!

私は、お会いする機会のある様々な人達から「あなたは実際の年齢よりも若く見えますね!」と、よく言われます。そんな時私はいつも、「私は普通のペースで年を取っていると思います。同じ年の人達が、私よりも少し急ぎ足で年を取っているのではないですか?」と答えることにしています。

 

私は基本的に、「若く見えますね!」と言われてうれしいと感じたことはありません。現在59歳の私は、自分で納得のいくペースで年齢を重ねており、若く見られようが、老けて見られようが、大きなお世話 、増えてきた白髪を染める気も、ライフスタイルを変える気も、更更ありません。 


そもそも年齢には、歴年齢精神年齢肉体年齢3種類あると言われており、このうち歴年齢を変えることはできませんが、あとの二つは自分の裁量で如何様にでも、ある程度のコントロールは可能であると、常日頃考えています。


二十歳から始めたゴルフは時間がもったいないので5年前に止め、現在スポーツはテニスとスカッシュ、あとは2年前に建てたDaVAでのマシンランニング、筋トレ、ストレッチで、定期的にいい汗を流しています。


125歳をゴールと設定した私の人生設計ですが、毎日外来で殺人的な数の患者さんを診察し、緊張感と達成感(やりがい?)を感じながらの時間が流れ、3週に一度のペースで、30年来の美容師に東京でカットしてもらい、気の置けない仲間たちと言いたい放題、酒を飲み(ホステスバーの苦手な私は、ほとんど男たちとばかり飲んでますが)、語り合う。


こんな生活をしていると、多分、同級生たちよりも多少、年を取るスピードは違って来るのかも知れません。


以前、「50年目の総括」 でも触れましたが、私の敬愛する大前研一氏が、ある雑誌のインタビューで語っていた言葉が、今も私のライフスタイルのベースに流れています。大前氏は、人生には「職業人」「家庭人」「社会人」「個人」という4つの時間と生き甲斐、そしてその向こう側に、それぞれに対する責任があると語っています。

 

院長としての責任(最高水準の医療を、わかりやすく丁寧に患者さんに提供しているかどうか、職員の待遇はどうか)、夫、父親として家族に対してきちんと責任を果たしているかどうか、社会人として、地域社会とどういう関わりを持ち、どの程度の社会貢献をしているか。こういう責任をすべて果たした上で、どんなに忙しくても自分のプライベートライフ=「遊ぶ」時間を確保することが重要であるというもので、これは私の日頃目指している方向と一致しているものと考えています。

 

「遊び心」

この本の中には、大前研一さんのライフスタイルが凝縮して描かれおり、実は私がバイブルとして大切にしているものです。ここでご紹介させていただきます。

  
              

 

   

  
              

2011年10月02日

わが母校 三中

私の母校、足利市立第三中学校の正門を入ってすぐの所に、第18回卒業生(昭和41年3月)が卒業記念に贈呈した石碑があります。

ここに、栃木市生まれの小説家、山本 有三氏の代表作「路傍の石」の中に出て来るフレーズが刻まれています。

たった一人しかない自分を 
たった一度しかない一生を 
本当に生かさなかったら 
人間生まれてきたかいがないじゃないか 


これは私の人生に大きな影響を与えた言葉であり、自分の子供たちにも、くり返しくり返し伝えている言葉です。

夢中で駆け抜けた三中での3年間でしたが、生徒会長を経験したり、所属していたハンドボール部は、レギュラーで迎えた3年生の時、県大会で9年連続優勝を達成したりと、今振り返ってみると結構充実していたなあと思います。この3年間を通じて常に頭の中にあったのは、この「路傍の石」のフレーズでした。

人生の早い時期に、このような心に響く言葉を与えてくれた,昭和41年3月卒業の先輩方に、感謝 感謝です。 

    

2011年09月29日

アイタ・ペアペア

私が外来で頻繁に発する言葉に、「アイタ・ペアペア」というものがあります。

これは私たち夫婦がハネムーンで訪れたタヒチの言葉です。スペイン語の「ケ・セラ・セラ」、沖縄方言の「なんくるないさ」、タイ語の「マイ・ペンライ」、英語の「Don’t worry」、日本語の「気にしない、気にしない!」に相当する言葉です。

外来にはさまざまな悩みを抱えた患者さんがいらっしゃいますが、診察が終わり、まだなんとなく元気がない方に対して、よく使います。

「元気な人」とは、勝手ににぎやかで、うるさい人ではなくて、「その人と一緒にいると自分まで元気にさせてくれる人」であるという話を聞いたことがありますが、

私は常々この「元気な人」を目指して外来で患者さんの診察をしています。

       

2011年09月25日

古澤巌 コンサート

9月23日(金)、久しぶりで 古澤巌さんの演奏を聴く機会がありました。

太田市の瑞岩寺というお寺の、本堂と境内を開放して開催されたものです。副住職の長谷川俊道さんとは以前から面識があり、お招きを受けいただき、参加させていただきました。

境内に灯る500本のキャンドルが幽玄な雰囲気をかもし出す中、多くの秋の虫たちとコラボしたヴァイオリンの音色は、しばし異次元の世界へと誘うものでした。

不況が深刻化し、市民のマインドが落ち込む中、このような形で、様々な組織がメセナ活動を展開することは、とても意味のあることと考えております。

当院でも、平成2年から、1年に4回、院内クラシックコンサートを、チャリティーとして開催し、お預かりした浄財は足利市社会福祉協議会へお届けしております。

来月10月13日(木)は、第85回目の開催となります。

時間を調整していただき、多くの方々に参加していただければ幸いです。

私の最も尊敬している日本人の一人に、「大前研一」という方がおります。彼はまだ自分の子供が幼い頃、毎年その年の年間スケジュール表を二人の子供たちに提示し、両親と一緒に過ごせる期間を塗り潰してもらい、空白になった部分から自分の年間スケジュールを練り上げていました。にも拘らず、彼の、マッキンゼー日本支社長としての業績は、超一流であり、他の追随を許さぬものでした。

それに引き替え私の日常はと言えば、毎朝8時半から夜8時半頃まで、病院に缶詰状態で、朝出勤してから夜遅くに帰るまで、全く外の空気を吸わずに過ごす事もよくあります。月曜から土曜の夜まで、ビッシリ働き、日曜日は当院2階の「ボヌール ビューティーメディック」でのカウンセリング。祝日は昨年9月から、午前中のみ外来診療をしております。

自分でも、よくまあこんなに働くなあと感心していますが、実はこのブログは、自宅に帰り食事を済ませた後、また院長室に戻って来て、書いているものです。

職業選択を思案中の若者には、こういう、フリーな時間が極端に少ない開業医の実態も、是非知っておいていただきたいと思います。

こんな中、「イル・ガット」での美味しいワインと料理、友との語らいはとても貴重な、癒しの時間です。

先日は、お店で偶然、患者さんの沢田さんとお会いしました。

2011年09月04日

親に 感謝 ! 感謝!

親孝行、したい時には親はなし

と、昔からよく言われておりますが、

いつまでも、あると思うな親と金

とも聞きます。

私は8年前に父を亡くしました。一緒に住んでいる頃は、反発ばかりしていた自分でしたが、家を離れ、大学に通い始めた時、辻邦生の「安土往還記」を偶然読み、以来父の事がとてもよく理解できるようになり、帰省するのが楽しみになった記憶があります。

父は私にとって、この世で一番の理解者だったと、今でも強く確信しています。父を失った時は、胸にぽっかり、大きな穴が開いてしまったような感覚に襲われ、それからしばらくは立ち直れませんでした。一生懸命仕事をして、いい結果を出しても、じっと見つめていてくれた父がいないので何か物足りません。

父から直接褒められた記憶は、ほとんどないのですが、あとで母から、「お父さん、とっても喜んでたよ」と言われると、また頑張ろう! というファイトが湧いてきたものです。

今、4人の父親となり、あの頃の父の心境が、よくわかります。不思議なもので、テニスでもスカッシュでも、他人に負けると悔しいのに、自分の子供に負けるとあまり悔しさがこみ上げて来ません。むしろ、早く俺を追い越せ、と願っている自分がいるのを感じます。

つい最近、心に響く江戸川柳を知りました。みなさん既に御存知かと思いますが、ご紹介させていただきます。

「寝ていても、うちわの動く親心」 

親に、感謝、感謝です。

2011年08月28日

人生125年

「アンチエイジング・メディスン」、日本語で「抗加齢医学」の世界では、人生 125年が常識です。

医学的には、自己管理を上手にやっていけば、ここら辺まで生きられるようです。

哺乳類では、その成人に達した年齢を5倍したのが寿命と言われており、人間は生物学的には25歳で成人なので、125歳寿命説が存在するわけです。

私も125歳をゴールと設定し、人生設計をしております。

以下に、私の実行している健康法を紹介します。これは当院副院長の慶應時代の同級生であり、現在慶應義塾の眼科教授をされている、坪田一男先生の書かれた幾つかの書物を参考にして行なっているものです。
 
① 十分な睡眠
(7~8時間)

② 良質な水を毎日自分の体重の1/30位飲む。
(体重60kgの人は2リットル)

③ 適度な運動
(特に寝る前に、ストレッチや筋トレをすると、成長ホルモンの分泌が促進されます。)

④ 不要なものを頻繁に排泄する。
(排尿・排便の回数を増やす。)
 
⑤ 一日何回か深呼吸をする。

⑥ 抗酸化物質を豊富に含む良質な食事を心掛ける。
(足りないと感じる分は品質の良いサプリメントで補う。)

⑦ 新しい友達をつくる。
(よくパーティーを催し、友達の主催するパーティーにも積極的に参加するようにしています。)


先日の飲み会のメンバー、いずれも20代です。
向かって左から、弁護士の卵、医師の卵、現役の大手証券マンです。
  

(イル・ガットにて)

2011年08月25日

木曜の午後

毎週木曜日の午後、わたなべ整形外科は休診です。その代りに、土曜日は午後も診療をしています。また、昨年(2010年)9月から、祝祭日は午前のみ診療をするようになりましたが、皆さん知ってましたか?

この木曜日の午後という時間は、私にとってとても貴重な時間です。

5年前に、20歳から親しんできたゴルフを止め、最近はテニスとスカッシュで軽く汗を流すのが、私のスポーツタイムとなっています。今日も14:00集合で、6人程メンバーが集まり、ワイワイ楽しくやってましたが、

途中雨が強くなったので急遽、スカッシュに変更となりました。

私は基本的に、「スポーツは体に悪い!」((>д<))という信念を持っておりますので、常にやり過ぎないように心掛けております。

また、ストレス解消のためにテニスをやっているのか? と、よく聞かれますが、そんなことは全くありません。ただ楽しいからやっているだけです。

なんと私はほとんどストレスゼロの生活を毎日送っているのです。

常に問題点を整理し、その日のうちに解決するのでストレス解消法は、私には必要ないようです。

では皆さん おやすみなさい