2011年09月11日
忙中閑あり(開業医の日常)
私の最も尊敬している日本人の一人に、「大前研一」という方がおります。彼はまだ自分の子供が幼い頃、毎年その年の年間スケジュール表を二人の子供たちに提示し、両親と一緒に過ごせる期間を塗り潰してもらい、空白になった部分から自分の年間スケジュールを練り上げていました。にも拘らず、彼の、マッキンゼー日本支社長としての業績は、超一流であり、他の追随を許さぬものでした。
それに引き替え私の日常はと言えば、毎朝8時半から夜8時半頃まで、病院に缶詰状態で、朝出勤してから夜遅くに帰るまで、全く外の空気を吸わずに過ごす事もよくあります。月曜から土曜の夜まで、ビッシリ働き、日曜日は当院2階の「ボヌール ビューティーメディック」でのカウンセリング。祝日は昨年9月から、午前中のみ外来診療をしております。
自分でも、よくまあこんなに働くなあと感心していますが、実はこのブログは、自宅に帰り食事を済ませた後、また院長室に戻って来て、書いているものです。
職業選択を思案中の若者には、こういう、フリーな時間が極端に少ない開業医の実態も、是非知っておいていただきたいと思います。
こんな中、「イル・ガット」での美味しいワインと料理、友との語らいはとても貴重な、癒しの時間です。
先日は、お店で偶然、患者さんの沢田さんとお会いしました。