Private Life

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2014年01月06日

久しぶりのアラン・ウォン

12年振りでホノルルの「アラン・ウォン」に行く機会を得た。

2週間前の予約だったので当然の如く断られ、ハレクラニホテルの「ラ・メール」で妥協しようとしていた時、またまた神風が吹いた。出発の前日、ホノルル出身の当院スタッフRAYにその旨伝えるとすぐに友人のステーキハウス 「ルースクリススタッフ」TERUさんに連絡し、なんと19:15というゴールデンアワーに、前日にも拘らず予約が取れてしまったのだ。持つべきものは友達である。

店内は満席にも拘らず窓側に面した最高の席が用意されていた。頭髪を短く清潔に刈り込んだ若いスタッフ達が、極めて爽やかな接客をしてくれた。食事もワインも申し分なく、特に料理は毎度のことながら大いなる感動を覚えるものだった。客が退席すると数分以内に新たな客が入り、どの席の客達も大満足している空気が店全体を覆い尽くしていた。

いつも思う事だが、レストランにおける最高のBGMは、客達の笑い声、楽しそうな話し声であり、この店はいつも最高のBGMが流れていると感じる。大勢のフロアスタッフも本当に楽しそうに働いており、オープンキッチン内の料理人達は皆、ブルーのキャップを被りキビキビと調理しており、全体のイメージに全盛期のタブローズ(代官山)がフラッシュバックされた。

今の日本にこのレベルのレストランを探してみるが、小規模なものは何軒かあるが、ここまでのスケールの店はなかなか見つからない。残念な話である。

余談であるが、我々のディナーの翌日、オバマファミリーがこの店を訪れたとタクシードライバーが言っていたが、これまたラッキーだった。もしもあと一日予約日がずれていたら、これ程ゆったりと食事を楽しむことは出来なかっただろうし、交通規制が敷かれ、SPが大勢いる中での食事はno thank youである。

それにしてもこの街の活気は凄い。ホテルやショッピングセンターは人で溢れかえり、フードコートもレストランも満席、ショップも大勢の客でごった返している。恐らくは自分の求めるものがここで満たされることを知っている人達が、国内外から大挙して押し寄せ、満たされ、リピーターとなって行く為であろう。

受け入れ側の体制にも見るべきものがある。現状に胡坐をかくことなく、スクラップ&ビルドを繰り返し常に進化を遂げ続ける様は、オリエンタルランドの運営するテーマパークを見るようである。

我々の組織も現状に満足せず、スタッフ共々常にアイディアを出し合いレベルの向上に努め、リピーターにそして初診で来院された患者さんに、大いなる感動を与え続けることが出来るように努力して行きたいと考えています。