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2012年09月08日

太陽光発電の事

私の自宅の屋根には、2005年12月以来、99枚の太陽光発電パネルが載っています。

現在経営危機に陥っている SHARP製のものですが、当時としては一番評価の高い太陽光発電モジュールという事で採用しました。完成した時は、これで我が家も少しはエコライフに貢献出来るようになれたかなと、勝手に自己満足していました。

しかし昨年3月11日の東日本大震災以来さまざまな新事実が明らかにされ、私の甘い幻想は見事に打ち砕かれました。そもそも昨年3月11日、足利市内が停電になった時、私は不覚にも自宅は太陽光発電装置があるので電気に関しては、少なくとも昼間は心配ないと考えていたのです。ところが自宅に設置してある発電装置は、発電した電気を東電へ売電するシステムであって、自宅のエアコンその他には使えないということを知りました。

理想としては、太陽光や夜間電力などで発電して蓄電池に蓄え、必要に応じて使用するスマートハウスのようなものを考えていますが、昨今の住宅メーカーの宣伝攻勢とは裏腹に、よくよく調べてみると現状では蓄電池の性能がまだまだ不十分な為、このシステムを完成させるにはあと2~3年はかかりそうです。

世界的なトレンドとして、脱原発、自然エネルギーへの転換が進んでいますが、太陽光発電や蓄電池など優秀な技術を持ち、この分野で先鞭を付けながらもあっさり中国、韓国に追い抜かれる日本の現状はとても歯がゆく、ここはやはり企業ガバナンスの改革ばかりでなく、政府が動いて為替や関税の問題などで、積極的な後方支援をすべきではないかと考えます。

また地球温暖化を阻止するためにもアメリカ、中国、インドなどのエゴを封じ込め、理論物理学者ホーキング博士の不気味な予言通りにならぬよう、CO2排出の少ないクリーンエネルギーへの転換を推進すべく、日本は技術面を中心にリーダーシップを執って行動すべきかと考えます。

こんな中、私は昔から夏が大好きで、「光老化皮膚」なる美容皮膚科のバイブルを熟読しながらも、肌を大きく露出して強い太陽の日差しを浴びる度、太陽光発電装置の如く全身にエネルギーが充満してくるのを感じます。

「女性ならいざ知らず、男がUVクリームを塗ってスポーツをするなど女々しすぎる!」などと心の中で暴言を吐きながら、今でも女性の参加者のいない日などは、短パンにシューズというスタイルで紫外線を全身に浴びながらテニスをし、皮膚ガンの恐怖やシミの増加と闘いつつも、「これが私の元気の源なのかも」などと自分を誤魔化しつつ、仲間といい汗をかいています。

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