街で患者さんに会った時
「わたなべ整形外科」は、平成元年10月に開業してから現在23年目に突入していますが 、流石にこの位長く同じ場所で診療していると、足利市民の中で「わたなべ整形外科」の名前を知らない人が減って来たのを感じます。
開業当初、東京の慶応病院から代診の先生が来ても、駅から乗ったタクシーの運転手さんが病院の場所を知らずに苦労したというのもまるで昔話のようです。
こんな中、開業以来当院を受診した患者さんの数も4月21日現在で84,595人に達しており、なんと足利市の人口の半分以上の人が当院を訪れている事になります。
そんなわけで、私は街のあちこち、コンビニ、スーパー、ホームセンター、レストラン、本屋さん、ショッピングセンターなど様々な場所で、当院通院中もしくは通院歴のある方達にお会いすることになります。この際余りにもイメージダウンになるような服装ではマズイかなと考え、身なりにはそれなりに気を使うようにしています。また、こちらが完全に忘れていて、相手の方が自分を覚えているような場合、声を掛けられた時は取りあえず笑顔で挨拶し、当たり障りのない会話をすることになりますが、この場合長引くと危険です。
一番まずい対応は相手が自分に挨拶しているのに、私がそれに気付かず挨拶を返さなかったケースです。この場合相手は私の事を、お高く留まっている、挨拶したのに無視された、などと勘違いし不快な感情を抱くことになります。これだけは是が非でも避けなければなりませんので、街へ出る時はいつもそれなりの緊張感を持って周囲に気を配り、常に「わたなべ整形外科」の看板を背負っている位の気持ちで行動し、患者さんを発見した時はこちらから先に、さわやかな挨拶ができるように心掛けています。
そうは言っても最近徐々に記憶力の衰えを感じており、挨拶されてもすぐに思い出せない事もありますので、私を街で見かけて声を掛ける時は、御自身について多少のヒントを与えていただけると有難いし、会話がスムーズに進むかと思いますのでよろしくお願いします。
私はいつも患者さん目線での診療を心掛けており、街で会った時もお高く留まるつもりは毛頭ございませんので、気軽に声を掛けていただければ幸いです。