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2014年01月27日

腰部椎間板ヘルニアとの闘い

平成25年11月3日の夕方、IKEA(イケア)で購入した極めて低価格のベッドサイドテーブルを、フローリングの床に座って1時間程かけて組み立てた直後、悲劇は起こりました。当初軽い腰痛として発症したが、徐々に右下肢全体に疼痛・シビレが拡大し、歩行は5m、立位保持は1分程で、激痛が右下肢を襲い、思わずそこにうずくまるという始末です。

考えられるあらゆる薬を大量に服用しましたがほとんど効果がなく、リハビリ、カイロプラクティックも無効の為、副院長に頼んで1週に1度、硬膜外ブロックを受ける事になりましたが、これもほとんど効果を感じる事がありませんでした。
仕方なく、半ば手術覚悟で足利日赤のMRI検査を受けましたが、予想通り、L4/5の右側にしっかりとしたヘルニアがあり、椎間孔レベルで神経根を圧迫していることが判明しました。

その後、どんなポジションをとっても痛みは軽減せず、毎晩坐薬のお世話になる日々が続きましたが、MRI検査後は何か自分の中で吹っ切れたものがあり、「たかがヘルニア、これで命を取られるわけでもないし。」というある種の開き直りが生じ、このヘルニアとの闘いの中で、少し冷静にこの病気を上から見下す事が出来るようになるに連れ、症状が好転して来たような気がします。腰痛を持病とし、長く患っている方の中には精神的に多少落ち込むケースもあり、こんな人に軽い向精神薬を少量処方すると劇的に腰痛が改善する事があるというのは整形外科医の常識ですが、私の場合も発病当初は痛みに振り回され、様々な最悪のシナリオを勝手に思い描き、精神的に落ち込み、症状を無意識に悪化せていたのかも知れません。

さて、そもそも腰部椎間板ヘルニアというのは、20~40代の若年成人に好発するものであり、高齢者でこの疾患を患っている人は少ないと言われています。そして大抵の場合、老いてヘルニアが萎んで来れば、隣接する神経を圧迫する程のパワーは無くなり、症状は改善します。私もこれを期待し、投薬・筋力アップ・ストレッチ・リハビリ・etcで時間稼ぎをしながらヘルニアの勢いが弱まるのを待つという戦法に出ました。

私はこれまでも様々な体のトラブルに見舞われることはありましたが、そんな時いつも思うのは、自分は今まで常に体を鍛え、食事に配慮し、納得のサプリメントを適量飲み、そして何より精神面のコントロールが何故か上手なので、ほとんど毎日ストレスフリーの生活をしており、多分自分の生体防御のための、免疫を含めた自家矯正力はかなりなものだろうという事です。様々な病気のアタックを受けても、身体を正常な状態に戻す力が人一倍強く、今回もこの生体防御のシステムが正常に機能し始めたのを感じています。昔から逆境に強く、追い詰められれば追い詰められる程、全身にエネルギーが充満して来て様々なアイディアが沸き起こり反撃に転じる、そんな自分の特性がまた頭をもたげたようです。

そんな訳で、現在まだ完治はしていませんが、日常生活には全く支障をきたさないレベルにまで回復しています。やはり普段の自己管理の賜物でしょうか。