わたなべ整形外科関連

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2012年10月21日

院内クラシックコンサート

10月18日(木)第89回目の院内クラシックコンサートを、わたなべ整形外科二階で開催しました。

このイベントは当院開業以来、春夏秋冬、一年に4回行っているチャリティーコンサートで、クラシック音楽というとなんとなく敷居が高くてと、とかく敬遠されがちな中、一流のプロの音楽家による本格的なクラシック演奏を、普段着で気軽に楽しんでいただこうという趣旨で開催しているものです。

基本は弦楽四重奏で、これにクラリネット、ホルン、ピアノ、ハープなどを加えた編成で行われることが多いのですが、時には群響の主席奏者達をお呼びしての木管五重奏、声楽家、チェンバロ、ピアソラ、ハーモニカ、スイスホルンなどなど、様々な趣向を凝らし、プロの演奏を楽しんでいます。また、私の大好きな、バッハの無伴奏チェロ組曲を無理にお願いして演奏して頂いたこともあります。

さて、第一線で活躍されているクラシックの演奏家達との交流を通じ、日本におけるクラシック演奏家達の置かれている厳しい状況が少しだけ見えて来ました。簡単に言ってしまうと、下品な言い方ですが「まあ、元は取れてないな」という事でしょうか。

一人の演奏家がプロとして独り立ちするまでには、音楽的な才能があるのは大前提で、遊びたい盛りの幼年期から時間的に拘束され、精神的、肉体的、金銭的な負担を、極めて長期間に亘って強いられるにも拘らず、プロとしてデビューした後のリターンは極めて少ないというのがシビアな現実のようです。

日本が先進国として世界から認めてもらう為には、文化的活動に対する国民の関心がもっと高まることが必要であり、個人として、企業として、また国家として、財政面まで含めてその活動をどの位までサポートする体制が出来ているかが問われているのではないかと思います。

もっともっと日常の市民生活の中にクラシック音楽が浸透し、低料金で頻繁にクラシックのコンサートが開催されるようになれば、演奏家たちを経済的にバックアップするだけでなく、その腕前がさらに上がることも期待できると思います。
 
メセナ活動を、景気の動向に左右されやすい、企業に任せっきりにせず、「金持ちの道楽」などと揶揄するのでもなく、一人一人のスタンスで文化活動を支援し、景気低迷の中大変だとは思いますが、こんな時だからこそ心にゆとりを持って美しい音楽に触れ、明日への活力を注入することも大切なのではと思います。