第75回院内コンサート 2009.3.19
– ごあいさつ –
啓蟄も過ぎ、新しい生命の躍動をそこ彼処に感じる季節となりました。個人的にはスギ花粉の猛威にさらされ、外出を控える日々が続いておりますが、皆さま如何お過ごしでしょうか?
日本、そして全世界を席巻する不況の嵐の中、各国共その英知を集め、事態の打開に向けた積極的な再生プランを作成、そして徐々に実行し始めております。我が国もここは政党を越え、国民が大同団結して国家の非常事態に対処すべき時期かと考えます。
さて今宵75回目を迎える院内コンサート とかく気分の滅入りがちなご時勢ではありますが、弦楽器の優美な調べにしばし浮世を離れ、明日への活力を養っていただければ幸いです。
長期的なヴィジョンを持たず、ひたすら省益そして私利私欲を追及する厚労官僚の失政により、世界に冠たる日本の医療は今正に崩壊が始まっております。一日も早い再生が望まれます。
このような厳しい環境の中、皆さまから選ばれ続ける医療機関を目指し、スタッフ一同開院以来のモットーである「笑顔」「親切」「信頼」を胸に、来院された一人ひとりの患者さんの満足度を最大限高めるべく、地道に努力する所存です。今後とも皆さまの暖かなご支援の程、よろしくお願い致します。
– プログラム –
I 「カバレリア・ルスティカーナ」より間奏曲 マスネー
II 小フーガ ト短調 J.S.バッハ
III 幻想曲 イ短調 J.S.バッハ
IV アリア J.S.バッハ
V ハバネラ 歌劇「カルメン」より ビゼー
VI アラゴネーゼ 歌劇「カルメン」より ビゼー
- 休憩 -
みんなで歌いましょう
「花」 「贈る言葉」 「おぼろ月夜」
VII イギリス民謡
VIII 弦楽四重奏曲 「アメリカ」より第1、第2、第4楽章 ドボルザーク
– 演奏家の紹介 –
鈴岡淳子 (ヴァイオリン)
桐朋学園大学音楽学部卒業。アルス・ノバ合奏団を経て、つくば室内管弦楽団団員。 フリーの演奏家として室内楽等で活躍中。
西村直人 (ヴァイオリン)
愛知県立芸術大学卒。高崎市在住。フリー奏者としてソロ・室内楽・オーケストラで活躍中
小石井啓太 (ヴィオラ)
栃木県足利市出身。足利高等学校卒業。東京音楽大学ヴァイオリン専攻卒業。ヴァイオリンを中村美香、井上将興の各氏に師事。室内楽を藤原浜雄、海野義雄の各氏に師事。
富山節子 (チェロ)
東京芸術大学卒業。前橋市在住。演奏活動をしながら後進の指導をしている。