第74回院内コンサート 2008.12.18
– ごあいさつ –
師走も後半となり、今年も残す所あとわずかとなりました。寒さも厳しく、空気も乾燥してくる季節です。皆さま健康管理にはくれぐれもお気をつけ下さい。
米国証券会社リーマン・ブラザーズの破綻に始まり、またたく間に全世界に広がった金融危機は、日本国内でもほとんどすべての業種を巻き込み、日々その深刻さの度合いを増しております。このような中、世界各国はそれぞれ強力なリーダーシップを持った指導者の下、事態打開のための建設的な議論が行われております。日本でも、と期待したい所ですが、残念ながら我が国では各政治家が政争に追われ、首相の資質の低劣さも相まって、100年に一度と言われる今回の危機に対する効果的な対策が政府から出されることは期待できないようです。
さて今宵74回目を迎える院内コンサート 久々ピアノの登場です。師走のあわただしい時期ではありますが、しばし時を忘れ、この一年を静かに振り返りながら、豊穣の時をお過ごし下さい。
2004年4月に始まった新医師臨床研修制度により、日本各地の病院で医師不足が起こり、廃院に追い込まれる施設が後を絶ちません。思い付きで、場当たり的に制度を改悪し、誰もその責任を取ろうとはしない、無能で狡猾な官僚達によって、日本の国は今正に滅びの崖っぷちに立たされているような気がします。
こんな中、我々現場の医療人に何ができるのか、寂しい限りですが、せっかく来院された患者さん一人一人の満足度を最大限高める為、これからもスタッフ一同地道に努力する所存です。今後とも皆さまの暖かなご支援の程、よろしく御願い致します。そして来年が皆さまにとって最良の年となりますよう、心からお祈り申し上げます。
– プログラム –
I ヴァイオリンソナタ ホ短調 k.304 モーツァルト
II キラキラ星変奏曲 モーツァルト
- 休憩 -
みんなで歌いましょう
「銀色の道」 「雪の降る街を」 「きよしこの夜」
III 浜辺のうた 成田為三
IV アヴェ・マリア バッハ-グノー
V ホフマンの舟歌 オッフェンバック
VI ハンガリア舞曲1番 ブラームス
VII ハンガリア舞曲6番 ブラームス
– 演奏家の紹介 –
小川雅代 (ピアノ)
東京芸術大学卒。ウイーン国立音楽大学ピアノソロ科卒。現在、白鴎大学足利高校音楽科講師。。
鈴岡淳子 (ヴァイオリン)
桐朋学園大学音楽学部卒業。アルス・ノバ合奏団を経て、つくば室内管弦楽団団員。 フリーの演奏家として室内楽等で活躍中。
西村直人 (ヴァイオリン)
愛知県立芸術大学卒。高崎市在住。フリー奏者としてソロ・室内楽・オーケストラで活躍中
小崎 えり子 (ヴィオラ)
国立音楽大学卒業、元群馬交響楽団。足利市在住、演奏活動をしながら後進の指導をしている。。
富山節子 (チェロ)
東京芸術大学卒業。前橋市在住。演奏活動をしながら後進の指導をしている。