第65回院内コンサート 2006.10.12
– ごあいさつ –
深まりゆく秋の夜長、虫たちが奏でるBGMに耳を傾けながら、月を見上げ、星を眺め、たゆみない宇宙の営みに自らを委ねる時、
この世に生を受けた奇跡に感謝し、一生懸命、毎日を大切に生きようと思う、今日この頃です。皆さまいかがお過ごしですか。
不勉強で、丸投げを得意技とする小泉首相が舞台を去り、多少でも真面目な政策運営が期待される安倍政権が発足しました。国の内外に問題山積ですが、その若さと誠実さでしっかりと勉強し、国益も踏まえ、毅然としたフェアな舵取りを行ない、日本人が日本人であることに誇りを持てるような国家運営を行って欲しいものです。
さて今宵65回目を迎える院内コンサート、ベートーベンのピアノソナタ「月光」をリクエストしてみました。他の曲も含め、じっくりと秋の夕べをお楽しみください。
我が国の社会保障政策は、国民の負担を増やし、国の支出を減らすという基本方針が継続しておりますが、この政策には極めて強い違和感を覚えます。結果として予想される受診抑制に伴い、国民の健康状態は悪化し、医療機関は経営的に疲弊して行く事が危惧されます。このような厳しい状況の中、我々が患者さんに提供できる最善の形は何か、常に模索し、来院された方々の満足度を少しでもアップできるよう、地道に努力する所存です。これからも皆さまの暖かなご支援の程よろしくお願い致します。
– プログラム –
1 ピアノ五重奏 小品集
舟歌 ホフマン
カバティーナ ラフ
軍隊行進曲 シューベルト
カバレリア・ルスティカーナ マスネ
ピアノ協奏曲21番より2楽章 モーツァルト
トルコ行進曲 モーツァルト
― 休憩 ―
みんなで歌いましょう
2 ピアノ独奏 ピアノソナタ 「月光」 ベートーベン
3 弦楽四重奏曲 「鳥」 ハイドン
– 演奏家の紹介 –
小川雅代(ピアノ)
東京芸術大学卒。ウイーン国立音楽大学ピアノソロ科卒。現在、白鴎大学足利高校音楽科講師。
鈴岡淳子 (ヴァイオリン)
桐朋学園大学音楽学部卒業。アルス・ノバ合奏団を経て、つくば室内管弦楽団団員。 フリーの演奏家として室内楽等で活躍中。
西村直人(ヴァイオリン)
愛知県立芸術大学卒。高崎在住。フリー奏者としてソロ・室内楽・オーケストラで活躍中。
小崎えり子(ヴィオラ)
国立音楽大学卒業、元群馬交響楽団。足利市在住、演奏活動をしながら後進の指導をしている。
富 山 節 子 (チェロ)
東京芸術大学卒業。前橋市在住。演奏活動をしながら後進の指導をしている。