第63回院内コンサート 2006.3.16
– ごあいさつ –
例年のスギ花粉飛散量を100とすると、昨年は300、今年は30という気象庁からの公式発表がありますが、こんな数字とは関係なく、私の花粉症は今年も元気に活動しております。徐々に春めく季節、皆さま如何お過ごしでしょうか。
昨年11月に刊行された藤原正彦氏の「国家の品格」の発行部数が3月13日、100万部に達したそうです。「論理」と「合理性」頼みの「改革」では、社会の荒廃を食い止めることはできない。いま日本に必要なのは、論理よりも情緒、英語よりも国語、民主主義よりも武士道精神であり、「国家の品格」を取り戻すことである、と主張するこの本が、記録的なスピードで売り上げを伸ばしているのを見るにつけ、この国の将来に一縷の光を感じております。
さて今宵63回目を迎える院内コンサートは、新春らしく、モーツァルトの弦楽四重奏曲でお楽しみ下さい。
理屈の通らぬ医療費抑制の嵐が吹き荒れる中、現在我々はこれまで通りの良質な医療環境を維持し、品格ある医療機関であり続ける為、様々な模索を続けております。今後とも皆さまの暖かなご支援の程、よろしくお願い致します。
– プログラム –
1 弦楽四重奏曲 k.157 モーツァルト
2 金婚式 マリー
3 春のうた
ユーモレスク ドボルザーク
母の教えてくれた歌 ドボルザーク
小フーガ バッハ
― 休憩 ―
みんなで歌いましょう
「花」
「見上げてごらん夜の星を」
「わたなべ整形外科テーマソング」
4 ル弦楽四重奏曲「狩」 k.468
第1、第2、第3、第4楽章 モーツァルト
– 演奏家の紹介 –
鈴岡淳子 (ヴァイオリン)
桐朋学園大学音楽学部卒業。アルス・ノバ合奏団を経て、つくば室内管弦楽団団員。 フリーの演奏家として室内楽等で活躍中。
西村直人(ヴァイオリン)
愛知県立芸術大学卒。高崎在住。フリー奏者としてソロ・室内楽・オーケストラで活躍中。
小崎えり子(ヴィオラ)
国立音楽大学卒業、元群馬交響楽団。足利市在住、演奏活動をしながら後進の指導をしている。
富山節子 (チェロ)
東京芸術大学卒業。前橋市在住。演奏活動をしながら後進の指導をしている。