第62回院内コンサート 2005.12.8
– ごあいさつ –
山は雪、街はクリスマス一色となり、寒さは日一日と厳しさを増しております。何かと忙しい師走の日々、皆さまいかがお過ごしですか。
年の瀬も迫り、この一年を振り返ってみますと、様々な痛ましい事件の記憶がよみがえり、日本の社会全体が徐々に悪い方向へと進んでいるような嫌な予感がします。中でも医療改悪に向け、英国の悲劇に学ぶことなく、無神経に突き進む小泉政権の無謀さには、ただ呆れるばかりです。「社会保障制度は、市場原理で運営した社会の綻びを償うものであって、社会保障に市場原理を導入するなど主客転倒である。」この言葉を再度、日本の舵取りを担う方々に送りたいと思います。
さて今宵62回目を迎える院内コンサートは、弦楽四重奏で一年の締めをしたいと思います。美しいストリングスのハーモニーをお楽しみ下さい。
来年4月以降、高齢者の窓口での自己負担は大幅に増加し、かなりの受診抑制が予想されております。しかしその結果、皆さんがこれまで以上に医療機関を厳しくチェックし、新たに選択していただく事になれば、レベルの高い医療を、誠実に提供している医療機関にとっては、むしろフォローの風になるのではと感じております。
私たちは今後とも初心を忘れず、皆さまに選ばれ続ける医療機関を目指して地道に努力してゆく所存です。これからも皆さ
まの暖かなご支援の程よろしくお願い致します。
– プログラム –
1 クリスマスコンチェルト コレルリ
2 スーベニール ドルドラ
3 セレナーデ シューベルト
4 踊るねこ アンダーソン
― 休憩 ―
みんなで歌いましょう
「送る言葉」 「かあさんの歌」 「きよしこの夜」
5 ルーマニア舞曲 バルトーク
6 アイネ クライネ ナハト ムジーク
第1~第4楽章 モーツァルト
– 演奏家の紹介 –
鈴岡淳子 (ヴァイオリン)
桐朋学園大学音楽学部卒業。アルス・ノバ合奏団を経て、つくば室内管弦楽団団員。 フリーの演奏家として室内楽等で活躍中。
西村直人 (ヴァイオリン)
愛知県立芸術大学卒。高崎在住。フリー奏者としてソロ・室内楽・オーケストラで活躍中。
小崎えり子(ヴィオラ)
国立音楽大学卒業、元群馬交響楽団。足利市在住、演奏活動をしながら後進の指導をしている。
荒 川 育 子 (チェロ)
宇都宮短期大学付属高等学校音楽科卒業。国立音楽大学弦楽器チェロを学ぶ。卒業後、室内合奏団、オーケストラ等に参加、後進の指導に当たる。