第43回院内コンサート 2001.3.15
– ごあいさつ –
もう3月も半ばというのに、毎日厳しい寒さが続いております。皆様いかがお過ごしですか。今年は例年になく春の訪れが待ち遠しい気がします。
長引く不況の中、各企業が壮絶なサバイバルゲームを繰り広げる一方、無能な政治家、官僚達はKSD、外務機密費問題をはじめとして、ひたすら私利私欲に走る無軌道ぶりが目に余ります。そろそろ本気で日本再生のシナリオを作成し、実行に移さないと手遅れになりそうなところまで追い詰められているのにと、暗澹たる気持になります。
さて、21世紀の幕明けを告げる今宵のコンサートは、原点に帰り弦楽四重奏でスタートします。美しい調べに、しばし酔い知れましょう。
本来医療機関が社会に対して果たすべき使命とは何か、我々にできることは何か、謙虚にじっくりと考えながら、これからも地道に努力しようと考えております。今後とも皆様の暖かなご支援のほど、よろしくお願い致します。
– プログラム –
1 アダージオとフーガ ハ短調 k.546 モーツァルト
2 メヌエット(アイネ クライネ ナハトムジークより) 第3楽章 モーツァルト
3 メヌエット(ニ短調 k.421 より) 第2楽章 モーツァルト
みんなで歌いましょう
「四季の歌」「遠くへ行きたい」「BELIEVE」
4 弦楽四重奏曲 変ロ長調 k.589 第1楽章 モーツァルト
5 弦楽四重奏曲 ト長調 k.80 モーツァルト
– 演奏家の紹介 –
ディール グレゴリ(ヴァイオリン)
アメリカ、バーモント州に生まれる。両親が音楽家の家庭に育つ。イーストマン音楽学校卒。クリーブランド弦楽四重奏団のサーラフ ペーター師に師事。アメリカ、イタリアのオーケストラで活躍の後、1999年来日。
後藤美恵子(ヴァイオリン)
国立音大卒後、群馬交響楽団に入団。セシリア弦楽四重奏団を経て、現在、群馬室内合奏団にて演奏活動を行なっている。
小田原由美(ヴァイオリン)
岡山県出身。6歳よりヴァイオリンを始める。国立音楽大学付属高等学校を経て、国立音楽大学器楽科ヴァイオリン専攻を卒業。卒業と同時に群馬交響楽団に入団する。十年間在籍の後退団。セシリア弦楽四重奏団、第一ヴァイオリン奏者としての活動を経て、現在はソロ、室内楽の奏者として演奏活動を行なっている。
富山節子(チェロ)
東京芸術大学卒業、前橋市在住。演奏活動をしながら後進の指導をしている。