第69回院内コンサート 2007.10.18
– ごあいさつ –
猛暑を何とか乗り越え、ようやく近隣のそこかしこに秋を感ずる季節となりました。風邪引きが目立ちます。皆さまくれぐれも健康管理にはお気をつけ下さい。
憲法改正の実現に執念を燃やし、「美しい国」を掲げて一気に首相の座に登りつめてから、ちょうど一年、坊ちゃん育ちの安倍晋三首相はあっけない降板となりました。ちょっと頼りなさそうだけれど、なかなか良い事を言ってるなあと、多少期待していたので、とても残念です。福田首相となり、腐敗し切った官僚社会主義構造は当分の間安泰のようです。
さて今宵69回目を迎える院内コンサート、群響のコンサートマスターを卒業し、フリーとなった風岡優さんをお迎えして弦楽五重奏が実現しました。たっぷりと極上の調べを御堪能下さい。
正確な情報を国内外から幅広く集め、これを国民すべてに公表し、様々な角度から検討を加え、国家として、その国民の幸せを第一義的に考えて国策を決定する。この国ではこんな基本的なことが成されておりません。諸外国からの干渉や情報を掌握する者達の利害がらみで決定される政策のなんと多いことか。まさに国民不在の政治環境と言うべきでしょう。国民の為、日本国の為に、私利私欲を捨てて行動する高潔な、ガッツのある官僚そして政治家の登場が待たれます。
様々な医療改悪の先に見えるもの、その不気味な影に怯えながら、徐々に萎縮診療に陥って行く医師達の素顔はなかなか報道されません。不勉強なマスコミのたれ流す大本営発表に惑わされぬよう、皆さまくれぐれも御注意下さい。
医療を取り巻く厳しい環境の中、我々は常に初心を忘れず、これからも地道に努力する所存です。今後とも皆さまの暖かなご支援の程よろしくお願い致します。
– プログラム –
I 弦楽四重奏曲68番 「セレナーデ」op.3-5
第I、第II、第III、第IV楽章:ハイドン
II弦楽五重奏曲kv.516
第I、第II、第III、第IV楽章:モーツァルト
- 休憩 -
みんなで歌いましょう
「四季の唄」「見上げてごらん夜の星を」「おさななじみ」
III 弦楽四重奏曲42番 「皇帝」op.76-3
第II楽章:ハイドン
– 演奏家の紹介 –
風岡優 (ヴァイオリン)
高崎市出身。国立音楽大学中退と同時に群馬交響楽団に入団、コンサートマスターとして活躍。2004年9月群響を退団。現在ソロ・室内楽を中心に活動。室内合奏団「アンサンブル“クヴェレ”」を主宰。
鈴岡淳子 (ヴァイオリン)
桐朋学園大学音楽学部卒業。アルス・ノバ合奏団を経て、つくば室内管弦楽団団員。 フリーの演奏家として室内楽等で活躍中。
西村直人 (ヴァイオリン)
愛知県立芸術大学卒。高崎市在住。フリー奏者としてソロ・室内楽・オーケストラで活躍中
小崎えり子 (ヴィオラ)
国立音楽大学卒業、元群馬交響楽団。足利市在住、演奏活動をしながら後進の指導をしている。
富山節子 (チェロ)
東京芸術大学卒業。前橋市在住。演奏活動をしながら後進の指導をしている。