第52回院内コンサート 2003.6.12
– ごあいさつ –
梅雨入りに相前後して「蛍」、「田植え」、そして宵闇に、カエルたちの大合唱が響きわたる季節になりました。気圧が下がり、痛みが増幅する時期でもあります。皆さま健康管理には十分お気をつけ下さい。
厚労省による医療制度改悪の為、WHOが「世界一」と絶賛して止まない「日本の医療」が今まさに壊れようとしております。経済の論理だけを優先し、確固たるヴィジョンもなく社会保障予算を、先進国で唯一、毎年減らし続けるこの国は、徐々に住みにくい国になって来ております。日本を再建してくれる強力なリーダーの登場を心から願わずにはいられません。
ストレスの多い毎日、今宵は弦楽四重奏の美しい音色に酔いしれ、しばし豊穣の時をお過ごし下さい。
猫の目のように変わる医療制度、振り回され続ける患者さんと医療機関でありますが、厚労省の情報操作に惑わされず、これからも変わらぬ「笑顔」、さりげない「親切」な対応、そして患者さんとの強固な「信頼」の絆を頑なに守り続けたいと考えております。
今後とも皆さまの暖かな御支援、御指導の程よろしく御願い致します。
– プログラム –
1 ディベルティメント k.137 モーツァルト
2 アダージオ アルビノーニ
3 アヴェ ヴェルム コルプス モーツァルト
4 メヌエット ベートーベン
5 メヌエット ボッケリーニ
みんなで歌いましょう
5 もののけ姫 久石 譲
千と千尋の神隠しより 久石 譲
禁じられた遊び 木村 弓
リベル タンゴ ピアソラ
6 弦楽四重奏曲 セレナーデ ハイドン
– 演奏家の紹介 –
鈴岡淳子(ヴァイオリン)
桐朋学園大学音楽学部卒業。アルス ノバ合奏団を経て、つくば室内管弦楽団団員。フリーの演奏家として室内楽等で活躍中。
川俣洋子(ヴァイオリン)
国立音楽大学器楽科卒業。同大学大学院器楽専攻修了。現在、フリーの演奏家としてオーケストラ、室内楽等で活躍中。
小崎えり子(ヴィオラ)
国立音楽大学卒業、元群馬交響楽団。足利市在住、演奏活動をしながら後進の指導をしている。
富山節子(チェロ)
東京藝術大学卒業、前橋市在住。演奏活動をしながら後進の指導をしている。