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2000年06月22日

第40回院内コンサート 2000.6.22

– ごあいさつ –

 今年も蛍の季節がやってまいりました。そろそろ、その華麗な群舞がピークを迎えると聞いております。明日あたり、足利が誇る豊かな自然の贈り物を、子供たちと共に鑑賞に出かけようかと考えております。
 国家が危機的な状況を迎えた時、これまでの日本の歴史を振り返って見ると、その都度、傑出した国士が登場し、その難局を鮮やかな手際で解決して来たことが伺えます。韓国の金大中、台湾の陳水扁、と近隣を見回しただけでも実に絶妙のタイミングで、すばらしいリーダーが登場し、その役柄を演じ切っております。1日も早く、日本にも真にリーダーの資質を持った政治家が登場することを、心から願いたいものです。腐りきった官僚達の暴走に待ったをかけられるのは、政治家だと信じております。私は、25日の国政選挙日には、祈るような気持で、投票所に向かいたいと思います。
 さて40回目を迎える今宵のコンサートは再びフルートの登場です。弦楽器との絶妙のハーモニーを心ゆくまでお楽しみ下さい。
 今年も8人の新人を採用し、職員数は増え続けておりますが、「笑顔」「親切」「信頼」のモットーは風化させることなく、これからも全職員に徹底させてゆく所存です。
 今後共皆さまの暖かな御指導の程、よろしくお願い致します。

– プログラム –

1 日本の四季より「夏」 早川正昭
2 ソナタ ロ短調 カルダーラ
3 カルテット2番 2楽章 ノクターン ボロディン

みんなで歌いましょう
「夏の思い出」「朧月夜」「花」

4 フルートカルテット 「男と女」 ハイドン
5 フルートコンチェルト 「アレグロ」 シュターミッツ

– 演奏家の紹介 –

 長田真希(フルート)
東京都出身。東京学芸大学大学院音楽科修士課程終了後渡欧。ウィーン市立音楽院に学ぶ。フルートを吉田雅夫、三村園子、G.ヘヒテル各氏に師事。ウィーン市立音楽院管弦楽団首席フルート奏者を勤めた後、ドイツに居を移し、ドイツ国内でフリー奏者としてオーケストラ、室内楽、ソロの分野で活躍。94年帰国。活動の場を日本に移す。

 小田原由美(ヴァイオリン)
岡山県出身。6歳よりヴァイオリンを始める。国立音楽大学付属高等学校を経て、国立音楽大学器楽科ヴァイオリン専攻を卒業。卒業と同時に群馬交響楽団に入団する。十年間在籍の後退団。セシリア弦楽四重奏団、第一ヴァイオリン奏者としての活動を経て、現在はソロ、室内楽の奏者として演奏活動を行なっている。

後藤美恵子(ヴァイオリン)
国立音大卒後、群馬交響楽団に入団。セシリア弦楽四重奏団を経て、現在、群馬室内合奏団にて演奏活動を行なっている。

小崎えり子(ヴィオラ)
国立音楽大学卒業、元群馬交響楽団。足利市在住、後進の指導をしている。

富山節子(チェロ)
東京芸術大学卒業、前橋市在住。演奏活動をしながら後進の指導をしている。

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