第39回院内コンサート 2000.3.16
– ごあいさつ –
春を迎える喜びと、スギ花粉の洗礼を受ける不幸を共にかみしめる季節となりました。皆さま如何お過ごしですか。
キャリア官僚達による構造的腐食体質は、例外を作ることなく、やはり警察組織にまで及んでいたことが判明しました。新世紀に向け、日本再生を目指して立ち向かおうという時、本当にやりきれない気持ちです。しかし宮城、愛知、三重、東京などで、官僚に支配されない、自立した知事が活躍を始めており、今後これが全国的な潮流となることを期待したいものです。
さて2000年を飾る当院コンサート第1弾は、正統派弦楽四重奏の登場です。息の合った華麗な演奏をお楽しみ下さい。
日本独特の「甘えの構造」に、ようやくメスが入り始めた昨今、今年の当院テーマは「自己責任」と致しました。自ら幅広く情報収集に努め、自分で決断し、その結果に対して責任を負う。そんな自立した大人を目指します。
今後共皆さまの暖かな御支援の程、よろしくお願い致します。
– プログラム –
1 ジィプシー ギャロップ op108 J.シュトラウス
2 新ウィーンレントラー op1 J.ランナー
3 マリア ワルツ op143 J.ランナー
4 春の声 J.シュトラウス
5 カンツォネッタ メンデルスゾーン
みんなで歌いましょう
「雪」「ペチカ」「春よ来い」
6 日本の四季より「冬」 早川正昭
7 弦楽四重奏曲 第2番 ト長調 op156 モーツァルト
– 演奏家の紹介 –
小田原由美(ヴァイオリン)
岡山県出身。6歳よりヴァイオリンを始める。国立音楽大学付属高等学校を経て、国立音楽大学器楽科ヴァイオリン専攻を卒業。卒業と同時に群馬交響楽団に入団する。十年間在籍の後退団。セシリア弦楽四重奏団、第一ヴァイオリン奏者としての活動を経て、現在はソロ、室内楽の奏者として演奏活動を行なっている。
加代康子(ヴァイオリン)
東京芸術大学卒業、前橋市在住。演奏活動をしながら後進の指導をしている。
小崎えり子(ヴィオラ)
国立音楽大学卒業、元群馬交響楽団。足利市在住、後進の指導をしている。
富山節子(チェロ)
東京芸術大学卒業、前橋市在住。演奏活動をしながら後進の指導をしている。