第32回院内コンサート 1998.6.25
– ごあいさつ –
とかくブルーになりがちな梅雨の季節、家族で下彦間へ、ホタルを見に行ってきました。カエルの大合唱の中、優雅に乱舞するホタルの姿に、しばし時の経つのを忘れる思いでした。とかく体調をくずしがちなこの季節、皆さまいかがお過ごしですか。
政治・経済を含め種々な領域で、アングロサクソンの主張するグローバルスタンダードの実行を迫られ、日本の特殊性をいくら強調しても、国際社会の中では全く説得力のない単なる詭弁として処理され、日本売りは激しさを増しております。今できるベストの対策としては、情報公開を更に徹底し、透明性を確保して国民の理解を得た上で、断固たる改革を強力に推し進めることであると考えております。
さて早いもので当院コンサートも今回で32回目を迎えることができました。毎回趣向を変え、常連のファンの方にも飽きられない、親しみ易さの中にも質の高いコンサートを目指しております。今後共建設的な御意見、御要望をお寄せ下さい。
また今年1月5日にスタートした、送迎バスサービスは極めて順調に運行しております。新たにバスの利用を希望される方は、気軽にスタッフまで声をおかけ下さい。
ますます厳しさをます国内外の状況の下、いつも変らぬ「笑顔」と心からの「親切」な対応を徹底し、皆さまとの強固な「信頼」関係構築に向けこれからも地道に努力する所存です。今後共皆さまの暖かな御支援の程よろしくお願い申し上げます。
– プログラム –
1 弦楽三重奏曲 ディベルティメントより
メヌエット アンダンテ モーツァルト
2 コントラバス独奏
みんなで歌いましょう
「野ばら」 「埴生の宿」
3 ピアノ五重奏曲 作品114 イ長調 「ます」 シューベルト
– 演奏家の紹介 –
芦田真美(ピアノ)
桐朋学園大学音楽学部卒業。群馬、埼玉各新人演奏会に出演。熊谷氏在住。
吉見雄二(コントラバス)
昭和音楽大学卒業。ドイツデトモルト音楽院に留学。群馬交響楽団員。昭和音楽大学、桜美林大学講師。
小田原由美(ヴァイオリン)
岡山県出身。6才よりヴァイオリンを始める。国立音楽大学付属高等学校を経て、国立音楽大学器楽科ヴァイオリン専攻を卒業。卒業と同時に群馬交響楽団に入団する。10年間在籍の後退団。セシリア弦楽四重奏団、第1ヴァイオリン奏者としての活動を経て、現在はソロ、室内楽の奏者として演奏活動を行なっている。
加代康子(ヴァイオリン)
東京芸術大学卒業、高崎市在住。演奏活動をしながら後進の指導をしている。
富山節子(チェロ)
東京芸術大学卒業、前橋市在住。演奏活動をしながら後進の指導をしている。