第19回院内コンサート 1995.2.2
– ごあいさつ –
北の国からはそろそろ雪まつりの便りが届く季節となりました。一年中で最も冷え込みの厳しい時期です。皆さまくれぐれもお体にはお気をつけ下さい。
伊勢湾台風を上回る、戦後最悪の自然災害となりました阪神大震災から、はや2週が経過しようとしております。被災地の方々への有形・無形の支援活動は、今後共、長期的ビジョンを持って、断固継続すべきものと、深く心に誓う今日この頃です。
常に患者サイドに視点を据え、「笑顔」でお迎えし、「親切」な医療を提供することを目指しておりますが、この気持ちをけっして風化させることなく、更なる「信頼」関係の構築に向け、今年も地道に努力する所存です。
また、今年は「美しい日本語」を当院のテーマとして掲げることに致しました。新人類達の奇妙な言葉をこの一年かけてじっくり改造する計画です。耳に痛い建設的なご意見をお聞かせ下さい。
さて19回目を迎える今回のコンサートは、久々に4人編成のスリムなものとなります。引き締まった美しい弦楽の調べを、心ゆくまでお楽しみ下さい。
– プログラム –
1 ディベルティメント №3 ヘ長調 k.138 モーツァルト
2 エンターテイナー スコット ジョプリン
3 ジャズピチカート ルロイ アンダーソン
4 イエスタディ ビートルズ
5 オー!スザンナ フォスター
みんなで歌いましょう
「砂山」「早春賦」「フニクリ フニクラ」
6 弦楽四重奏曲 ト短調 op74-3 「騎士」 ハイドン
– 演奏家の紹介 –
阿形和子(ヴァイオリン)
桐朋学園大学卒業、元群馬交響楽団。桐朋子供のための音楽教室太田分室講師。
佐野 隆(ヴァイオリン)
武蔵野音楽大学卒業。現在、群馬交響楽団第2ヴァイオリン首席代理を務める
かたわら、ソロ、室内楽にも精力的に取り組んでいる。
小崎えり子(ヴィオラ)
国立音楽大学卒業、元群馬交響楽団。足利市在住、後進の指導をしている。
富山節子(チェロ)
東京芸術大学卒業、前橋市在住。演奏活動をしながら後進の指導をしている。