第85回院内コンサート 2011.10.13
– ごあいさつ –
お彼岸を境に、急速に秋が深まって来ました。朝夕の冷え込みも徐々に進行しております。
皆さま、体調管理にはくれぐれもお気を付け下さい。
秋の収穫期を迎え、本来なら手放しで祝うべき時ですが、福島第一原発事故に伴う放射線汚染を考えると、
かなり複雑な心境になります。今回我が国を襲った未曾有の大災害は、人災の面も多くあり、
恥ずかしながら日本という国の危機管理の能力の低さを世界に露呈する結果になってしまいました。
明治維新の如く国家的危機に際し、有能な国士が次々に登場してその難局を乗り切るという形は、
今の政治家たちを見る限り、とても望めそうにありません。
さて今宵 第85回目の院内コンサートは、昨年に続いてホルンの関本さんをお迎えしました。秋の夜長、
弦楽器との競演をごゆっくりお楽しみ下さい。
今年3月末に全面リニューアルした当院のホームページですが、6月22日から院長、8月2日から2Fボヌールの
スタッフ、9月19日からは1Fのスタッフによるブログが始まりました。
当院のシステムやスタッフについて理解を、より深めていただく為、さまざまな情報を、スタッフ一人一人の
言葉でお伝えして行く予定です。
数ある医療機関の中から、我々の施設を選んでいただいた患者さんが、最大の満足を感じていただけますよう、
これからも初心を忘れず地道に努力する所存です。今後とも皆さまの暖かなご支援の程、よろしくお願い致します。
– プログラム –
I ディベルティメント ハ長調 ヨーゼフ ハイドン
II ホルン五重奏 変ホ長調 KV407 モーツァルト
III 弦楽四重奏 ニ短長 KV421より1楽章・3楽章 モーツァルト
- 休憩 -
IV 水上の音楽 ヘンデル
– 演奏家の紹介 –
鈴岡淳子 (ヴァイオリン)
桐朋学園大学音楽学部卒業。アルス・ノバ合奏団を経て、つくば室内管弦楽団団員。 フリーの演奏家として室内楽等で活躍中。
西村直人 (ヴァイオリン)
愛知県立芸術大学卒。高崎市在住。フリー奏者としてソロ・室内楽・オーケストラで活躍中
小崎えり子 (ヴィオラ)
国立音楽大学卒業、元群馬交響楽団。足利市在住、演奏活動をしながら後進の指導をしている。
神山浩行 (チェロ)
鹿沼出身。宇都宮短大付属音楽科から国立音楽大学に進み、現在にいたる。
関本隆夫 (ホルン)
1985年国立音楽大学卒業。山田桂三、大阪泰久、千葉馨の各氏に師事。1997~1998年英国ロイヤルアカデミーに留学。マイケル・トンプソン、フィリップ・イーストップ、アンドリュークラーク(ナチュラルホルン)の各氏に師事。群馬交響楽団ホルン奏者。