29年目の春
皆さんこんにちは。副院長の福です。
さて、私がわたなべ整形で常勤として勤めだしたのが、平成8年の4月からでした。かれこれ29年になります。それまでは、慶應大学病院を始めとして、各地の中堅病院で仕事をしてまいりました。
やっている事は整形外科ですので、本質的には同じです。しかし、わたなべ整形では入院はやっていないので、大きな手術はできません。また、CTやMRIなどの大きな器機はありませんので、確定診断まで付けられないこともしばしばあります。そんな時は、足利日赤や大学病院などへ紹介することになります。
今までは、足利日赤のような立場の病院で働いていたわけですが、わたなべ整形では今までのようにはいかないわけです。では、手術や検査ができなくて面白くなくなったか、というと、全くそうではありませんでした。
大病院勤務の時は外来も週3回で、初診1回、再診2回が普通でした。ですから頻回に診たい患者さんも、週2回、間隔もバラバラとなります。ギプスの日も週1回か2回で、曜日が固定されてしまいます。今のように、ギプス後は、翌日から三四日ごとにチェックしていくこともうまくできませんでした。間が空いて、ギプスがゆるんで骨折のズレが悪化してしまうこともありました。しかし、今はそんなことは無く、ギプスなどの治療もスムースに行なえています。
また、変化の速い病気を毎日チェックできずに見逃してしまう事もありました。小児の単純性股関節炎では、一日二日で症状が変化していきます。翌日にはケロッとして走りまわっていることも多く見られます。逆に、お尻の痛みを単純な坐骨神経痛と思っていたら、1週後に診たら水泡が出ていて帯状疱疹だったこともあります。もっと短い間隔で診ていればもっと早く診断できたのにと残念に思います。
腰や下肢の症状でMRI撮ることも多いですが、どんな所見があるかを予想しておいて、実際の結果と比較するのも勉強になります。
現状でできる事できない事を、理解してその中で、最大限の仕事をする。これができればいう事なしですね。
それではまた。