2023年06月12日
環境DNAってなに?
皆さんこんにちは。副院長の福です。
関東も梅雨入りして、湿っぽい天気が続いていますが、いかがお過ごしでしょうか。
先日、義母の一周忌で、三重県の伊勢市に行ってきました。その後に時間があったので、鳥羽水族館に行ってきました。子供たちが小さいころから、何度も行っている水族館なので、新しい発見はないのかと思っていましたが、そうでもありませんでした。
スナメリ(大型のカイギュウ類の一種)のコーナーに、「環境DNAによる大阪湾におけるスナメリの調査」という報告が出ていました。
環境DNAとは、主に水などの中に含まれているDNA断片から、その水をもたらした環境の中に、どのような生物が存在するのかを明らかにしようとする技術です。古くは、イギリスのネス湖の環境DNAから、既知の生物以外の大型動物は存在しないことが証明されたりしています(ネッシーはいない!残念。)。また、新しくは新型コロナ感染が始まる数か月前から、各都市の下水から新型コロナウイルスのDNAが見いだされたりしています。
研究によると、大阪湾にもスナメリは入ってきているようです。環境DNAでは、個体の識別まではまだできないとのことですが、技術的には可能だそうです。例えば、プーチン大統領が何処でおしっこして、何処でウンチしたとかもわっかちゃうんですかね。恐ろしいですね。
あまり、おかしな方向には、行かないこと望みます。それではまた。