大河ドラマの功罪
皆さんこんにちは。副院長の福です。
新型コロナの感染は、年末に向かって拡大の気配をみせています。しかし政府は、新型コロナ感染症をインフルエンザと同じ分類に格下げしようと動いています。死亡リスクも、従来のインフルエンザとほぼ同様になったとの理解でしょう。しかし、感染者数が増えると、新型コロナ感染症による死者は、毎日100~200人も出ています。若者は感染しても重症化しにくいようですが、高齢者や合併症をお持ちの方は、まだまだ十分な感染予防対策が必要でしょう。有効な内服薬が無い中、最も有効な対策はワクチンです。クーポン券が届いたら早めに接種しましょう。
さらに、今年はインフルエンザの同時流行も懸念されています。インフルエンザの予防接種も受けておきましょう。当院でも、まだ受けられます。
さて、日曜日夜のNHKの大河ドラマ『鎌倉殿の13人』が、絶好調のようです。鎌倉幕府を築いた源頼朝を、その草創期から支え続け、頼朝の死後も、姉の北条政子と共に、北条氏の権力を不動のものとした北条義時の物語です。義時は、自分を脅かす可能性のある者は、弟でも容赦しない源頼朝のやり方をまね、北条氏の脅威となる一族をことごとく排除していきます。そのやり方は「そこまでやるか!」という程の、かなりエゲツナイものでした。まあ、それが政治なのでしょうが、ちょっと考えさせられました。最後がどうなるのか分かりませんが、大いに期待しています。
大河ドラマも歴史ものですので、史実を変える事無く、面白いドラマに仕立てることが必要だと思います。その点、『鎌倉殿の…』はよくできていると思います。頼朝や義経、北条政子などはよく取り上げられますが、北条義時はあまり深く取り上げられない人物だと思います。この北条義時を知るためにも、『鎌倉殿の…』は良かったかなと思います。
今後は、鎌倉時代に続く室町時代、そうです。「足利氏の時代」を取り上げて欲しいものですね。
最後に、今日(正確には明日の早朝)4時からワールドカップ日本対スペイン戦があります。起きられる人は起きて応援しましょう!それではまた。