2022年08月30日
大日如来坐像
皆さんこんにちは。副院長の福です。
毎日、20万人を超えるコロナ感染者を出し、200人もの死者を出しているにも関わらず、政府は新たな対策はとらず、経済優先政策を推し進めています。それが政府の政策ならば、その科学的根拠をしめして、岸田首相自らの言葉で、国民に説明すべきでしょう。
このままでは、毎日200人の死者は政府の無策でなくなった、と言われてもしかたがないのではないでしょうか。
ところで、7月30日から、足利市立美術館で『あしかがの歴史と文化 再発見!』と題して、足利市の文化財の一部を展示しています。この中に、光得寺蔵の大日如来坐像があります。この像は運慶の作といわれ、樺崎寺を建てた足利義兼が作らせたといわれています。
実は、樺崎寺にはさらに大きな大日如来座像があったといわれています。ところが、明治維新の廃仏毀釈で流失し、行方不明になっていました。それが、10年ほど前、ニューヨークのオークションにこの仏像が出品され、真如苑がこれを落札して話題になりました。落札価格は約14億円とのことです。新興宗教はお金持ちですね。
展示では、光得寺の仏像と一緒に、真如苑の仏像.の写真も展示してあるので、比べてみてください。
この他にも、足利公園の古墳から出土した埴輪や、織姫公園の行基平古墳から出土した鏡など興味深い文化財が展示されています。
足利には市民の知らない貴重な文化財がまだまだありそうですよ。埋蔵文化財の展示は、お隣の群馬県がとっても上手です。是非見習って欲しいものですね。
足利市民は、7月号の「あしかがみ」に、市民無料入場券が付いているので、是非行ってみてください。
それではまた。