2021年03月02日
時の流れ
皆さんこんにちは。副院長の福です。
さて、今日から3月です。3月というと、3・11東日本大震災を思い出してしまいます。特に今年は10年目という節目の年です。
先日にも東北地方では震度6の地震がありましたが、気象庁によると東日本大震災の余震とのことでした。10年たってもまだ余震を引きずっている大震災。地球、自然の時間の流れとは、かくも緩やかなものなのでしょうか。
記憶の中で、薄れていく当時の思いは、人それぞれに軽かったり重かったりでしょう。まだ見つかっていない行方不明者が2000人以上いるそうです。もう一度当時を振り返って、今何ができるかを考え直すことは、意味のあることと思います。
防災グッズ、家族の連絡先、緊急持ち出しセット、等々、是非見直しましょう。
ここで現実の社会へ引き戻される話をひとつしましょう。それは、「復興特別所得税」のことです。復興特別所得税は、平成25年から令和19年までの25年間、東日本大震災の復興のために、所得税の2.1%を上乗せして所得税を払うというものです。まだ残りが16年もあります。私なんかは80歳を超えてしまいます。
人の世の時の流れは、かくもゆっくりと長く流れるものなのでしょうか。
昨今の新型コロナウイルス対策として、巨額のお金が投入されていますが、それらは何れ我々の税金から埋め合わされるものでしょう。令和19年が来ても復興特別所得税は終わらず、コロナ特別所得税として存続するか、いや、来年からの増税になるかもしれません。
一体全体時の流れというものは、自然界の方がゆっくり流れるのか、人間社会の方がゆっくりなのかよく分かりませんね。
皆さんも自分の時間の流れを大事にしてください。それではまた。