2020年10月10日
10月10日
こんばんは、リハビリの力丸です。
いきなりですが、10月10日は銭湯の日です。
これは東京都江東区の公衆浴場商業協同組合が1991年に制定され全国に広まったものです。日付けは1964年10月10日の東京オリンピックの開催日にちなみ、スポーツで汗をかいたあとに入浴すると健康増進に繋がることから来ているそうです。また、「1010」を「せんとう」と読む語呂合わせからというものもあります。
銭湯の日には多くの銭湯で「ラベンダー湯」を実施しているそうです。ラベンダーには、リラックス効果や免疫力が向上する効果などがあるとされているため健康増進を期待して実施されているようです。
ところで、今はあまり見かけなくなってしまいましたが銭湯と言うと壁に描かれた大きなペンキ絵を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか?ペンキ絵は1912年(大正元年)に神田猿楽町にあった「キカイ湯」の主人が画家の川越公四郎に依頼したのが始まりとされています。そのペンキ絵はとても好評でその後周辺の銭湯のこぞってペンキ絵を導入したそうです。
だいたい壁に描かれている絵といえば「富士山」ですよね。なぜ富士山が多いのかというと、①縁起がいい ②子供から大人まで大人気だった という点で描く画家が多かったそうです。ですが、各家庭にお風呂の設置が当たり前になった昭和50年代以降銭湯の廃業が急増すると共に絵師の数も激減していきました。現在ではたったの3人しかいなくなってしまったそうです。そう遠くないうちに銭湯のペンキ絵は見られなくなってしまうかも知れませんね。
銭湯はゆっくりと入れるという点がいいですよね、特別な日に特別なサービスなどを味わうのもいいのではないでしょうか。