『ドコモ口座』事件
皆さんこんにちは。副院長の福です。
ようやく暑さも一段落してきたようですが、熱中症もコロナもまだまだ注意が必要です。皆さんも油断せずにお過ごしください。
さて、前回のブログで銀行との付き合い方を考え直しましょうと提案しましたが、またまた考えさせられる事件が起こってしまいました。『ドコモ口座事件』がそれです。
自分の知らぬ間に、自分の銀行口座に『ドコモ口座』が勝手に開設され、この口座を通じてお金が引き出されてしまう事件が発覚しました。今のところ被害額は2000万円程ですが、まだ気が付いていない人もいるかもしれないので、被害額はまだまだ増えるかもしれません。先週は通帳記入のために、銀行に行列ができたところもあったようです。
ドコモの携帯も使っていなくて、ドコモ口座と全く縁のない人が被害に遭ってるそうです。事件発覚当初、NTTドコモは「うちは全く関係ないです。知りません。」との態度でしたが、事件が大きくなると慌てて記者会見をしましたが、社長は出てこず、副社長が「セキュリティが甘かった。」と謝罪しました。
一方、被害の出ている銀行は地方銀行が殆んどで、こちらも『ドコモ口座』開設時の本人確認が甘かったようです。
利用者拡大を焦ったNTTドコモと、セキュリティ対策費をケチった地方銀行の両者の責任は重大です。
こうなると我々一般消費者はどうやって身を守ったら良いのでしょうか。こまめに記帳し、暗証番号も適度に変更する事しかないのでしょうか。度々銀行に行くのも大変だし、暗証番号を変えると覚えておくのも不安だし、ちょっと厄介ですがやむを得ないのでしょうかね。
皆さんも記帳はマメにして、おかしな引き落としがあれば直ぐに銀行に連絡して、被害を広げないようにしましょう。便利なようで不便な時代になってしまいましたね。それではまた。