2020年07月30日
東京オリンピックは何処へ?
皆さんこんにちは。副院長の福です。
先週24日は、本来であれば2020東京オリンピックの開会式の日でした。しかし、新型コロナウイルスの感染拡大により、開催は一年延期になりました。
IOCは新型コロナウイルスの流行状況をみながら、10月にはは開催か中止かを決定するようです。
しかし、10月まで待って一体何が変わるのでしょう?10月になるとワクチンが出来るわけでもないので、何も変わらないでしょう。
IOCは、オリンピックを開催するのに必要な条件、例えば日本での感染者数の上限や、参加各国の感染状況、重症化率、死亡率の推移、等々を明確に示すべきでしょう。
今の状況を考えると、私には来年の開催は無理としか思えません。
JOCも、延期することで生じる新たな費用を、1か月ごとに概算でよいですから、発表すべきでしょう。そして、その費用は誰が負担するのかはっきり表明してください。
オリンピックを開催するかしないかの決定権はIOCにあるそうですが、JOCも国民の声をIOCに伝えるべきだし、伝える義務があると思います。
「人類がコロナに打ち勝った証としてオリンピックを開催する。」なんてかっこいいことを言っていますが、それは結果であって、打ち勝つのは国民だし、医療関係者だし、ウイルス研究者です。コロナに打ち勝つのはJOCでもないし、IOCでもありません。
さらに、一年延期で宙ぶらりん状態の選手たちにとっても、決定は早くすべきだと思います。選手にとってオリンピックが無くなることは、とてもつらいことですが、選手や観客の生命、体調を危険にさらして強行することではないと思います。
さて、IOCの皆さん、早く決断してくださいね!
それではまた。