今年も残りわずかです
皆さんこんにちは。副院長の福です。
まだ、時々12月とは思えないような温かい日があるかと思えば、霜の降りるほど寒い朝もあり、日々の体調管理には困る日が続いています。
このところ、足利市内で発生するインフルエンザが激増しています。新型コロナもインフルエンザの三分の一程度ですが流行が続いています。人混みではマスクをして、うがい手洗いをしっかり行いましょう。インフルエンザの予防接種はまだできます。受けていない人は是非受けてください。
こんな中、今年もあと半月となりました。今年を振り返ってみたいと思いますが、私の場合は本の話です。令和5年下期の直木賞は、永井紗弥子さんの『木挽町のあだ討ち』と、垣根涼介さんの『極楽 征夷大将軍』でしたが、どちらも大変面白いです。でもほんとは、『極楽 征夷大将軍』はちょっと長いので、まだ読み終わってません。ごめんなさい。
時代小説ファンとしてありがたいことに、今年は豊作の年でした。砂原浩太郎さんの『藩邸差配役日日控』、『霜月記』。今村翔吾さんの『茜歌』。青山文平さんの『本売る日々』。真保裕一さんの『百鬼大乱』。佐藤雫さんの『白蕾記』。等々です。
砂原浩太郎さんの作品は、どちらも面白いですが、『藩邸差配役…』の方が今後の展開にも絡みそうなどんでん返しがあり、続編が期待される所です。今村翔吾さんの『茜歌』は上下二分冊の大作ですが、一気読み間違いなしの快作です。平家物語の成立の秘密を、平清盛の四男知盛とその妻、希子を絡めて描く、壮大な源平絵巻です。真保裕一さんの『百鬼大乱』は、関東を 舞台にした太田道灌の物語です。佐藤雫さんの『白蕾記』は幕末の医師、緒方洪庵を種痘を絡めてみた伝記です。橋本佐内や福沢諭吉も登場します。
年末年始に是非読んでみてください。それでは、良いお年を。
,